【贅沢?投資?】一人暮らしで家事代行サービスを利用するのはあり?

仕事からクタクタになって帰宅し、真っ暗な部屋の電気をつけた瞬間、床に散らばった服やシンクに溜まったコンビニ弁当の殻が目に入る。

「週末にまとめてやればいいや」と自分に言い聞かせても、その週末は泥のように眠って終わってしまう。

そんな悪循環に陥っている一人暮らしのビジネスパーソンが増えています。「一人暮らしで家事代行なんて贅沢だ」「狭い部屋なのに頼むのは恥ずかしい」という声も聞かれますが、実は現在、家事代行の利用者の約3割〜4割は単身世帯が占めているというデータもあります。

なぜ、自分一人しか住んでいないのに、安くないお金を払ってまでプロに頼むのか。そこには、単なる「掃除代行」を超えた、一人暮らしならではの切実なメリットがありました。

一人暮らしだと料金は安くなるのか?

まず気になるコストの話から始めましょう。結論から言うと、「一人暮らし専用の割引プラン」を用意している業者は稀ですが、ファミリー世帯に比べてトータルの支払額は安く済みます。

理由は単純で、部屋が狭く、汚れの蓄積も少ないため、「拘束時間」が短くて済むからです。

項目 ファミリー世帯(3LDK〜) 一人暮らし世帯(1R〜1LDK)
推奨時間 1回 3時間〜 1回 2時間(または1.5時間)
作業内容 広範囲の掃除、大量の洗濯 水回り集中、ついでにベッドメイク等
月額目安

(隔週利用)

約 20,000円〜 約 12,000円〜15,000円

多くの家事代行サービスでは「最低利用時間」が設定されていますが、一人暮らしであれば「2時間」で部屋全体のリセットと洗濯たたみまで完了できるケースがほとんどです。

飲み会2〜3回分程度のコストで、月に2回、ホテルライクな部屋にリセットされると考えれば、決して非現実的な金額ではありません。

コンビニ飯とUberEatsからの脱却

一人暮らしの利用者が掃除以上に価値を感じているのが、「料理代行(作り置き)」です。

一人分のご飯を作るのは、食材を余らせがちで逆にコストがかかるため、どうしてもコンビニやデリバリーに頼りがちになります。その結果、食費がかさみ、栄養バランスも崩れて肌荒れや倦怠感に繋がります。

家事代行で「3日分の作り置き」を依頼すれば、冷蔵庫に手作りのおかずが常備されます。「家に帰れば健康的なご飯がある」という事実は、残業続きのメンタルを強力に支えてくれます。

結果として外食費が浮き、家事代行の料金と相殺できるケースも珍しくありません。

狭い部屋だからこそ気になる「密室リスク」と対策

一人暮らし、特に女性が利用する場合に最大の懸念点となるのが「セキュリティ」と「プライバシー」です。

1Rや1Kのマンションでスタッフと二人きりになることは、想像以上に気まずいものです。逃げ場のない空間で、スタッフが掃除している横でスマホを見ているわけにもいかず、結局気を遣って疲れてしまうという失敗談は後を絶ちません。

不在時の利用が最適解

この「気まずさ」を解消するためには、鍵預かりサービスを利用して「不在時」に作業してもらうのがベストです。

しかし、密室での盗難やトラブルが怖いのも事実。そこで一人暮らし特有の自衛策が必要になります。

  • 大手事業者を選ぶ:

    身元保証が確実で、損害賠償保険に加入している大手(ベアーズ、ダスキン等)を選ぶこと。個人間契約のマッチングアプリは安いですが、密室トラブルのリスクヘッジとしては弱いため、避けたほうが無難です。

  • スマートロックの活用:

    物理的な合鍵を渡すのではなく、QrioやSwitchBotなどのスマートロックを活用し、「火曜日の10時〜13時だけ開錠できる権限」を付与する方法です。これなら合鍵を勝手に複製される心配もありません。

  • 貴重品の一元管理:

    通帳、印鑑、現金、パスポートは、小さな金庫に入れるか、鍵付きのスーツケースに入れてロックしてしまいましょう。これだけで盗難リスクはほぼゼロになります。

「2時間」でどこまでできる? 一人暮らしの依頼モデル

実際に2時間のプランで依頼した場合、どこまでやってもらえるのでしょうか。一人暮らしの標準的な間取り(1K・30㎡想定)でのモデルケースを紹介します。

時間配分 作業内容 自分で行った場合
最初の60分 水回りの徹底洗浄

(風呂・トイレ・洗面所・キッチン)

ヌメリやカビを見て見ぬふりをする

ストレスが蓄積

次の40分 部屋全体の掃除機&拭き掃除

ベッドメイキング・ゴミまとめ

週末にまとめてやるつもりが

疲れて寝て終わる

残り20分 洗濯物たたみ or 食器洗い

溜まった服を畳んで収納

ソファに洗濯物の山ができ

そこから服を探す

このように、単に掃除をするだけでなく、「洗濯物を畳んでしまう」「ベッドを綺麗に整える」という仕上げまで行ってもらえるのがポイントです。

帰宅したとき、ホテルのようにピンと張られたシーツと、何も置かれていないテーブルが出迎えてくれる感動は、一度味わうと手放せなくなります。

結論:家事代行は「時間」だけでなく「自尊心」を取り戻すツール

部屋が荒れていると、人は無意識のうちに「自分はちゃんとしていない」「だらしない人間だ」と自己肯定感を下げてしまいます。

一人暮らしの家事代行利用は、単なる手抜きではありません。「忙しい中でも、自分の住環境を大切に扱っている」という自尊心を維持するための、極めて有効な自己投資です。

もしあなたが、週末を掃除だけで潰しているなら、あるいは汚れた部屋に帰ることに溜め息をついているなら、まずは月2回のお試しプランから始めてみてください。

月1万円強の投資で、週末の自由時間と、自己肯定感の高い生活が手に入るはずです。

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