【4,000円のサービスが500円で!?】家事代行は行政サービス価格で使い倒せ!助成金活用バイブル

家事代行サービスは、富裕層のための贅沢品ではありません。特に妊娠中から産後、子育て中の世帯においては、自治体が費用を肩代わりしてくれる行政サービスとしての側面を持っています。

しかし、これらの情報は役所のホームページの奥深くに眠っており、民間の家事代行サイトには大きく書かれていないことがほとんどです。その結果、本来なら数万円分の補助を受けられるはずの家庭が、定価で利用して損をしているケースが後を絶ちません。

この記事では、主要都市(東京・大阪・名古屋・福岡)にお住まいの方に向けて、民間のプロ業者を格安で利用できる助成制度の全貌と、実際の申請先リンクをまとめました。

なぜボランティアではなく民間業者なのか

自治体の子育て支援には、大きく分けて2種類あります。

  • 相互援助型(ファミリー・サポート等):地域の講習を受けた一般人(ボランティア)が手伝う。安いが、クオリティにバラつきがあり、不在時の鍵預かりなどは難しい。
  • 民間委託型(産前産後ヘルパー等):市が提携したベアーズやニチイライフなどのプロ業者が来る。通常1時間3,000円〜4,000円のサービスだが、差額を税金で補填するため、利用者は格安で済む。

今回紹介するのは、後者の民間委託型です。クオリティはプロ仕様のまま、料金だけが公的価格になる。これを使わない手はありません。

都市 制度名(通称) 利用できる事業者例 自己負担額の目安
東京都

(港区など)

産前産後家事・育児支援 ベアーズ、ニチイ、

ポピンズなど大手多数

格安 または 無料

(※所得による)

大阪市 子育て応援ヘルパー 市が委託した

民間事業者・NPO

1時間 1,500円

(上限あり)

福岡市 産前・産後ヘルパー 市と提携した

家事代行・介護事業者

1回 500円

(2時間まで)

名古屋市 産前・産後ヘルプ事業 シルバー人材・

委託事業者

1時間 805円〜

(※所得による)

東京都港区は全国最強水準、128時間の上限設定

東京都は区によって制度が異なりますが、中でも港区の支援内容は群を抜いています。特徴は、利用できる時間数の多さと、選べる業者の豊富さです。

制度名:産前産後家事・育児支援サービス

妊娠中から子供が1歳になるまでの間に、なんと最大128時間まで利用可能です(多胎児の場合はさらに倍)。通常、民間業者に128時間を依頼すれば約50万円以上かかりますが、この制度を使えば住民税課税世帯でも格安、非課税世帯なら無料で利用できます。

特筆すべきは、株式会社ベアーズ、株式会社ポピンズファミリーケア、麻布家事代行といった、ハイブランドな家事代行業者を利用者が指名できる点です。

参考リンク:港区公式:産前産後家事・育児支援サービス

大阪市は1時間1,500円で掃除・洗濯・沐浴をカバー

大阪市の制度はシンプルで使いやすいのが特徴です。所得制限はなく(利用料の変動はあり)、市内在住の対象家庭なら誰でも利用できます。

制度名:大阪市子育て応援ヘルパー派遣事業

利用料は1時間あたり1,500円(市民税課税世帯)。民間の相場が3,500円前後であることを考えると、半額以下です。差額の2,000円分を行政が負担してくれている計算になります。

生後4ヶ月未満まで(多胎児は1年未満)利用可能で、家事だけでなく授乳の介助やおむつ交換といった育児サポートも頼めるのが強みです。委託事業者は、大阪市の厳格な基準をクリアした民間事業者やNPO法人に限られています。

参考リンク:大阪市公式:大阪市子育て応援ヘルパー事業

名古屋市は産後の8週間を805円で乗り切る

名古屋市は産前と産後で利用できる期間が明確に分かれていますが、その安さは魅力的です。

制度名:産前・産後ヘルプ事業

1時間あたりの利用料は805円(※令和5年度実績ベース、年度により微調整あり)。対象期間は、産前は母子手帳交付から出産日まで、産後は出産翌日から8週間以内(多胎児は1年)です。

名古屋市の特徴は、シルバー人材センターだけでなく、民間の家事代行業者(ポピンズなど)も委託先リストに含まれていることです。予約時に「家事代行業者にお願いしたい」と希望を伝えることで、プロのサービスを受けられる可能性が高まります。

参考リンク:名古屋市公式:産前・産後ヘルプ事業

福岡市はワンコイン500円の衝撃。交通費込みの破格設定

福岡市は、利用者負担の圧倒的な安さで知られています。財布の中の小銭だけでプロを呼べる、子育て世帯の強力な味方です。

制度名:産前・産後ヘルパー派遣事業

1回(2時間以内)の利用料は、なんと500円です。1時間あたり250円という計算になり、これは全国的に見ても破格の設定です。

昼間の時間帯(8時〜18時)に、掃除、洗濯、買い物、料理などを依頼できます。合計20回まで利用可能なので、産後の最も辛い1ヶ月間、平日はほぼ毎日来てもらうといった使い方も可能です。提携先にはニチイ学館などの大手介護・家事代行事業者が名を連ねており、品質も担保されています。

参考リンク:福岡市公式:産前・産後ヘルパー派遣事業

助成金利用の落とし穴と賢い回避術

安くて便利な制度ですが、行政サービスならではの不便さも存在します。これを知らずに申し込むと、使いたい時に使えない事態に陥ります。

申請から利用開始まで2週間〜1ヶ月かかる

Amazonのようにポチって明日来るものではありません。申請書の提出、審査、決定通知の郵送、事業者との調整を含めると、利用開始までに数週間かかります。

回避術:妊娠中に申請を済ませておくのが鉄則です。生まれたらすぐ使いたいと事前に相談しておきましょう。

大掃除や草むしりは対象外

あくまで日常の家事の補助です。換気扇の分解洗浄、エアコンクリーニング、ペットの世話、庭の草むしりなどは、多くの自治体で禁止事項になっています。

回避術:日常の掃除機がけや水回りの掃除は助成金で安く済ませ、浮いたお金で年末に自費のハウスクリーニングを頼む。この使い分けが最もコスパが良い方法です。

まとめ:情報は申請して初めて権利になる

今回紹介した制度は、すべて申請主義です。黙っていても誰も教えてくれませんし、勝手に割引券が送られてくることもありません。

しかし、申請用紙を一枚出すだけで、数万円から数十万円の価値あるサービスを受け取ることができます。対象エリアにお住まいの方は、今すぐ公式サイトをチェックして、自分だけの家事代行チームを行政予算で作ってください。

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