日本で温水洗浄便座と言えば「ウォシュレット」を思い浮かべる方が多いと思います。「ウォシュレット」とはTOTO製の温水洗浄便座を指すというのはご存知の方が多いと思いますが、海外で有名なのはTOTOではないのをご存知でしょうか。
実は海外の温水洗浄便座シェアを多く持っているのは『LIXIL』の「シャワートイレ」なんです。シャワートイレという名前も聞き慣れないという方が多いのではないかと思います。
今回は何故日本製温水洗浄便座のシャワートイレが海外で売り上げられたのかを取り上げたいと思います。
日本のLIXILが世界のシャワートイレとなったのは何故?
切っ掛けは海外の老舗トイレメーカーの買収
海外で売れる為には海外の情勢に詳しいトイレメーカーとの協業、又は買収する必要があります。日本にしか広められていない温水洗浄便座が海外展開を円滑に進められるか定かではない中、LIXILは世界進出のチャンスをものにしてきました。
その皮切りとなったきっかけは、アメリカの老舗トイレメーカーであるアメリカンスタンダード社の買収から始まりました。
その後も欧州・中国へ進出した結果……
アメリカでの展開に成功したLIXILは、次に欧州を中心に130カ国で事業展開しているブランドメーカー「グローエ」と協業を深めます。
その結果、グローエの持つマーケティング力やデザインを活用することで、日本企業が発展していなかったイスラム圏にまでトイレの販路を築くことが出来ました。
また、中国から日本へ来た観光客が急増した影響で中国に日本製温水洗浄便座への関心が高まり、中国製よりも日本製へと買い替え需要が高まっていきました。
そのためLIXILのシャワートイレへの買い替えで売り上げが上がっているのです。チャンスがチャンスを呼び、新たなマーケティングを開いていったんですね。
海外シェアを勝ち取り2016年の4~9月の最終利益は241億円
海外シェアを着実に獲得していった成果は結果にもつながっています。2016年の決算報告で、なんと241億円の黒字にが発表されました!
海外シェアで好調である水回り事業を主力として、日本の技術を応用した節水トイレなどの新商品を海外に投入した結果が功を奏しました。現社長に交代した時点では時価総額もTOTOに抜かれていましたが、2016年後期では抜き返して業界トップに返り咲いています。
現在の課題は日本国内のリフォーム関連事業が伸び悩み、テコ入れが欠かせない状態のようです。
温水洗浄便座の世界普及はこれからが本番
世界需要が高まっているとはいえ、温水洗浄便座の認知度が圧倒的に低いことや電力状況が悪い地域への対応が難しいこともあって普及がまだ遅れている状態です。
LIXILグループの決算からは本格的に普及する兆しがみられているので、今後もトイレ業界が大きくなっていく予想がされています。
刻一刻と変わっていく世界情勢に温水洗浄便座が大きく広がっていけるよう期待をもって見守りたいと思います。LIXIL製シャワートイレの詳細はこちらからご覧下さい。
『ウォシュレット取り付け屋さん』はウォシュレット取り付けを専門で行っているサービスです。
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